テスト期間は教えることより語ること多め
テスト期間中です。
土曜日や月曜日には塾にて8時間勉強してもらっています。
今回がテスト期間初めての生徒は、正直なかなかしんどそうです。
そりゃそうですよね!
他の生徒が何回も、この長時間勉強を経験して「勉強体力」を身につけているのですから。そんなすぐには慣れないですわ!笑
今にきっと、8時間も苦ではなくなると思うよ!
ちなみに受験生は毎週土曜日8時間やってますからね!
それまでに少しずつ勉強体力をつけていこう。
このテスト期間、私は何をしているかというと、基本生徒を“見る”ことが仕事。
すると、多くの生徒が自分に甘えてくると、やってはいけない勉強をしだします。
例えば、、
・教科書を調べて語句を埋める
・ノートまとめをするだけ
などなどです。
両者とも、なんとなーく勉強した気になるんです。
それが、ワナです。
実際にテストにしてみると、やったページの範囲が半分も取れてなかったりするのです。
結局、写すだけ、まとめるだけで終わっているのですね。
こんなことを常態化しては、確実に成績なんて上がりません。
本気で問題を解く。分からないところを解説読んで理解する。もう一度解く。
つまりこの、「解く」ということなしに、成績なんぞ一ミリも上がらないのです。
忘れないようにしてくださいね!
そんな、勉強といえない「勉強ごっこ」をしている場合に、逐一指摘し、改善を促す。それがテスト期間中の私の仕事です。
あと二つほど、この期間で成績が伸びる子の特徴をお伝えします。
一つは、多く質問しに来る子。
もちろんここには、引っ込み思案だったり、その子の生まれもった性格が大いに反映されることは分かっております。
その上で、私は全生徒に「出来る子ほど質問に来るよ。」と伝えています。
疑問を持ちながら学習すること、自分の出来ないに対して真摯に向き合うこと、これを求めます。
“生まれつき”などという便利な言葉でそこをぼやかさず、どの子も変わることが出来ると信じているからです。
「変わることが出来る」といえば、先日授業終了間近寸前、生徒にこのようなことを言われました。
「先生、中途半端なところで終わってしまって、あと1ページやるには時間がないので、今まで間違えた単語練習やっていてもいいですか?」
と。
もちろんイエスです。
そんなことより、自分から今必要なことを考え、そして行動できる。
それが嬉しかった!
そんな子が一番伸びる塾です。
塾に入って変わる子は、本当に人格レベルで成長します。その生徒は今回が塾に入って初めてのテストですが、ヒジョーに楽しみだなと感じるところであります。
この期間で伸びる生徒の特徴その2。
これは前2つに比べるとレベルの高い要求かもしれません。ですが、間違いなく言えること。
「1回目のテストで戦えること」
です。
“戦える”というのは、出来てくれということではないのです(もちろん出来るに越したことないですが)。
能力をフル動員で格闘する。
悪いのは白紙で返って来ることです。
うちの塾は基本復習ベースで、現在学校で学んでいることの少し前から学習を進めています。
そこのテストで白紙が多いというのは、前に勉強していることですし、忘れてしまっているということがないとも言い切れません。ですから、もしゼロから教えることになっても、きちんと教えます。
しかしながら、テスト期間中のテストは全生徒テスト範囲から出しているものです。
ここの1回目の戦い方が、如実にテスト結果を表してくると思っています。
出来る子は、たとえ再テストになったとしても、合格に近い点数だったりすれば、もう一度チェックを入れてテストに臨むことが出来ます。
しかしながら、これがほぼ0点に近いような形で返ってくれば、そもそもそこの勉強をゼロから始めなければなりません。
時間のないテスト週間では、そのロスは大きく響きます。
このように自立という形は多数あれど、理解度まで把握して、各々にアプローチをかけられる塾はなかなかないと思っております(手前味噌ですが)。
ですから、定期テストが終わり、結果が返ってくるときに、「予想よりも出来たな!」はあれど、「予想よりも出来なかったな。。。」は私から見ていてほとんどありません。
「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
私の好きな言葉です。テストの結果にはその日を迎えるまでのすごし方が、色濃く反映されているのです。