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受験学年ではない生徒の、一歩先へいく受験勉強法


新年明けましておめでとうございます。

2019冬期講習が終わり、中3生はまだ残っている生徒はいるものの、ほとんどが私立の入試を終えました。

入試の当日、いつも自習などでいる中3生がいない中で、来年受験の中2生に以下のようなことを伝えました。

今日はそれがテーマ。

現中1、中2生に、受験を見据えてこれからやって欲しいこと。

それは主に2つあります。

それではいきます。

受験生になる前にしてほしいことは、何か特別な教材をやってほしいなどではなく、

「なぜこうなるんだろう?」という疑問を持ちながら勉強をしてほしいということ。

・「ごまかし」の勉強をなくしてほしいということ。

各項目解説します。

なぜこうなるんだろう?と疑問を持つこと。

受験生は絶対的な暗記の量が必要です。否が応でも受験にまつわるテクニックなどは、あとからついてきます。

ですが、後から知識をつけていったときに、なぜだろう?と考える癖がないと、知識というものは、染み込まないスポンジのようなもので、新しいことを学ぶたびにどんどん抜け落ちていきます。

なぜなら、

“理解を置き去りにしているから”です。

理解のないところに知識という城を建てようにも、待っているのは丸暗記のみ。

丸暗記だから抜け落ちるのも早いのです。

まるでテスト前日に一夜漬けした知識が、テスト終わったらすぐ忘れてしまうように。

しかも、形が変われば出来なくなってしまう。

きっと「勉強の時間は取っているのだけれど、その割りに....」という生徒はこの辺に答えがあるはず。

これが受験生にまで引っ張られてしまうと、それはそれは恐ろしいことです。

努力すれど、努力すれど、ひたすら時間の浪費になってしまう。

だからこそ、「だからこうなるのか!」という理解の伴った勉強をしてほしいのです。

特にまだ受験学年でないのならば。

2つめに、

「ごまかしの勉強」をなくしてほしいということ。

受験において必須のスキルとは何でしょう?

それは「自学」ができるということではないでしょうか?

ちょい待て、ちょい待て、

自学なんて誰だって出来るやないかい!!

と思ったあなた!!!

個人的に自学が出来るのは、クラスの中でも上位に入るレベルからだと思っています。

前述したように自学といえど、時間の浪費(またはそれに限りなく近いもの)になっているケースは多々あります。

教科書のまとめ、語句を書くだけ、調べて語句を埋めるなど、おおよそ勉強ではない勉強をしているケースは枚挙に暇がありません。

テスト前3週間の塾での勉強で、私がこれだけ注意すべき案件が出てくるのだから、誰にも監視されないご家庭での勉強がどのようになっているかを想像するのは難しくありません。

何も自習内容を、すべて親や指導者が管理しろと言っているわけではありません。

ですが、時を見て常に伝えていく必要性はあると思う。

自習において、ごまかすことなく、自分の出来ないに立ち向かえる姿は、中3、ましてやその後の高校生活まで応用が利く、大事な財産だから。

勉強が出来るようになるのは、いい授業を聞いているからでも、いい教材をやっているからでもありません。

自分で理解し、実践できる。そのような「質のいい自学」の過程を踏んでいるからこそ、水の染み込む良質なスポンジのような知識を得られるのだと思います。

まとめます。

中1、中2のまだこれから受験まで時間があるという生徒が、日常の中で心がけていくべき勉強法は2つ。

①「なぜこうなるんだろう?」という疑問を持ちながら勉強をすること。

②「ごまかし」の勉強をなくすこと。

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