2020入試総括
本日3月5日に栃木県立高校は一般受験がありました。
ということで、昨日を持ちまして学習塾智心館としての中3授業が全て終わりました。
久方振りのブログ更新で、今回は今年度の総括をしたいと思います。
今年の中3生は、、、
本当に大変でした!
もちろん受験なんてのはその子の人生がかかった、ビッグイベントであり、どんな年であろうと大変ではない受験なんてのはないのですが、
それでも言いたい。
大変でした!!!
勉強が苦手な子が多かったということもあります。それを打開すべく色々な策をとって解決策を模索しました。
ですが、正直に言って何か自分の中で掴めたかと問われれば、「掴めなかった。」と言えると思います。
もちろん何度も衝突や葛藤を重ねながらも、生徒たちは休まずに塾へ来てくれたので、何とか何かを返したかった。
(返せたかどうかは私が判断することではないですね。これからの長い人生、私が伝えた事がその子の、何か悩んだときの助けになることを願っております。)
すべて生徒のせいというわけではありません。生徒はとても一生懸命やってくれていたと思います。
その一点において、私もここまでがんばれたような気がします。
あまりまだ具体的な反省は出来ておりません。
塾生の一人は3年前、私が塾を立ち上げたときの正真正銘一番最初の生徒です。
もうすぐ3度目の春が来てしまうわけですが、なぜだろうか最初のお客さんが来てくれた日のことは、そのときの自分の服装、話したこと、どんな印象を持ったかまでくっきりと脳裏に焼きついております。
“中学の3年間をすべて見た。”というのも当たり前ですがこの年が最初なわけです。そこから考えると、みなさん本当によく成長しました。
努力圏から最終的に受かるところまで上がってきた生徒は、10月くらいから毎日塾に来ました。
(まずそもそも私は勉強というのは、基本的に自発的なものであるべきという個人的な考えがあるので、生徒全員に自習に塾来させることも、大量課題を課すこともしません。ある意味ドライです。反対意見があるのも知ってる)
しかし彼は、「英語を上げたければ毎日一文読め。」という私の言葉を真に受けて、塾にあるほぼすべての過去問、模試関係を解き切りました。
これぞ継続のなせる業!
苦手な英語は飛躍的に上がりました(偏差値47~59たぶん最終はもっと上がってる)。
同じことはどの生徒にも言っています。ですが、継続したのは彼だけだったと思います。
一昨日こんな話をしました。
私:「ビックリするほど毎日塾きたね!」
生徒:「いやだって、秋の模試で自分がやばいこと分かったんで。」
今日は半年近くぶりに彼のいない教室ですが、ある意味とても寂しいです。
自己分析と、それを実際に実現できる行動力。
努力の型が出来た生徒はこれからどんな場面においても、行動を起こせます。
先の見えにくい現代社会において、この能力ほど大きな力を発揮するものはないと思っています。
だって“続けることさえ出来ればそれまでの失敗はすべて過程になるのだから”。
考えること。丸暗記するのではなく、理解すること。理解したらアウトプットすること。
そんなことを全生徒に伝えたつもりです。
これから一生続く、学びの本質を。
たった10名の小さな教室から