夏休みだからこそ大事にしたい、勉強における量と質の話
絶賛夏期講習中な智心館塾長です。
夏休み中、特に中3生は、部活が終わった状態で迎える、初めての夏休みでございまして、
その時間をどう使うか次第で、いかようにも結果が変わってしまう、重要な局面に身を置いているわけであります。
そこで考えたい、勉強の質と量の話。
大前提:どっちも大事
私の考えから先に申し上げますと、質も量も追い求めていくのが勉強だと考えておりますので、片方に寄った話は行いません。
量が十分にあっても、まったく進んでいかなかったり、丸つけや解き直しが雑であればできるようにはなりません(この辺はこちらのブログをご参考に!)。
いくら質がよくても、一日30分しか勉強しなければ、大した復習にはならないでしょう。
塾がある以外の時間は、基本的に自分で勉強していかないといけない中3生は、
このあたりを自分でペースメイクしていかなければならないのです。
一日の時間は平等である
夏休みの時間は有限であり、かつ、平等です。
一日どれだけ勉強しようにも、やれて人の“倍”くらいが限度です。
ですので、単純に量を増やすこと一つ取っても、密度を高めながら量を増やさなければなりません。
どうやっていくか。
例えば英語の長文を読む場合。
よくいる生徒が、
ある程度理解はしているが、いざ問題になると解けない。
という子。
こういう子の場合、大まかに読むことに慣れてしまっていて、わかった気で問題を解くクセが身についてしまっている可能性があります。
そんな子がこの夏、取り組むべきは、長文の精読です。
文章がどういった構造で構成されていて、分からない単語はどういった意味なのか、
推測で答えるのではなく、論理立てて、きっちり和訳を行っていくことです。
同じ問題を解くにしても、概略で読むのか、文法構造などを考えて読むのかでは、得られる情報が大きく変わってきます。
同じ時間勉強しているにもかかわらず、学力差が出来てしまう原因は、こんなところにもあると思うのです。
まとめ
勉強は、質と量の掛け算です!
量は“時間”や“ページ数”という尺度で簡単に測れますが、質は漠然としているのが現実ですね。
そんな時には、今その問題における学習の精度を上げること。
それを目標にしてみてください。
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