新入塾の生徒に必ず伝える、勉強のやり方3選!
GW前までたくさん来ていた、問い合わせラッシュも、ここにきて落ち着きました。
個人的観測ではございますが、今年は、例年に比べて、“勉強のやり方が分からない”というご相談が多かったように思います。
たまたまなのか、さては昨年からのコロナ禍がもたらしたものなのか。
私には分かりませんが、確実な事実は、そのような悩みを持たれている方が少なくないということですな。
本日は、そんな新入塾の生徒に必ず伝える、勉強の基本の話。
先に結論から述べさせていただきます。
ノートは大きく使う
途中計算は必ず残す
問題を解くと、調べるは混ぜるな危険
今日話すのは、この三つになります。
まず一つ目の
ノートは大きく使う
ノートは自身の思考の映し鏡です。
改行もなく、ビッチリ詰め込まれたノートでは、間違えたときに間違えた箇所を見つけることができません。
「勉強とは何か?」と聞かれたら、一言で言うと、
間違いをできるようにすること
ですよね?
机に向かうことでも、宿題を終わらせることでもないはずです。
ですが、多くの生徒が、間違えた問題の答えを赤で書き写して、“間違いを直した”と勘違いしています。
間違いが発生したとき最初にやるべきは、間違えた理由を探ることです。
その意味で、間違えた箇所が見つけられないということは、特大アウトなのです。
ご家庭でノートの指導をされる場合には、とりあえず、ゆとりを持ってノートを書くことに全振りしてください。
字の丁寧さも、もちろん目指していきたいのですが、「あれやれ。」「これやれ。」ばかりだと喧嘩になってしまうと思うので。
とりあえずノートを大きく使ってさえいれば◎。
それくらいシンプルにいきましょう。
さらに具体的なアドバイス
数学の計算において、苦手な生徒がこぞってやっていることが一つありまして。
分数を一行で書くこと
です。これも必然的にノートがビッチビチになってしまうんです。
悪いことは言わん、分数は二行使って書け。
次に、勉強の基本二つ目にいきましょう。
途中計算は必ず残す
なぜ途中計算を残すかといえば、脳のメモリーを無駄に使わないようにするためだと私は考えます。
途中計算を書かないということは、頭で計算するということを意味します。
一度に二つのことを同時にやると、ものすごく脳に負荷がかかります。結果、符号、計算ミスを誘発する。
書かない理由としては、大体書くのがめんどくさいとかだと思うんですが、間違う方がテンション下がるじゃない?
やり直す方がめんどくさくない?
と思うのです。
それと、ノートは答えだけ書いておきたい人なのか、計算終わったら消す生徒も稀にいるんですが、前述のとおり間違いが見つけられなくなってしまうので、NGですね。
あとさ、、、
その消す時間で、違う問題解けね!?
最後は、
問題を解くと、調べるは混ぜるな危険
どういうことかと言いますと、新入塾の生徒だと、ワークの問題を、
調べながら解き始める
生徒がいるんですね。
「そら、できるやろ!」
って話です。
百歩ゆずって、もう一度自力で解くならいいです。
ですが大体は、その場の帳尻合わせ。
そのときは、ノートが丸で埋まるけど、あとで似た問題を出そうものなら、まったくもって歯が立たない。
このような状況が生まれるのです。
調べ物をしたいのであれば、解き始める前か、解き終わったあと。
調べるという行為はインプット、解くという行為はアウトプットなのだから、同時にやってはいけません。
まとめ
以上三点が、新入塾生に必ず教える、勉強の基本の話です。
ノートは大きく使って、計算過程を残し、調べると解くを分ける!
そんなん基本じゃね?
と思ったそこのあなた!
言ったときはできるんです。
少しずつおかしなことになっていくのが中学生なんです。
易きに流れるとでもいうのでしょうか。
基本を基本として当たり前に使えるようになるためには、継続した訓練と、ある意味しつこいくらいの矯正が必要なんです。
もちろん、学年が上がれば上がるほど、悪癖は身に染み付いてしまうので、できれば早いうちから塾に来て欲しいということも、ここで声を大にしていいたいことではあるのですが、長くなってしまったのでこの辺で。
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